・「三方よし」の農林漁業はサステナブル
「三方良し」
この言葉は、現在の滋賀県にあたる近江に本店を置き、江戸時代から明治時代にわたって日本各地で活躍していた近江商人が大切にしていた考えです。信頼を得るために、売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのが良い商売であると考えていました。彼らは、自分たちの利益ばかりを考えるのではなく、ただ人のためになることを行ってきました。そうして蓄積していった信頼は、やがて彼らに大きな利益をもたらすことになります。

・クールジャパンを世界に発信
「日本の紅葉は世界で一番美しい」
落葉広葉樹の種類は日本で26種類、ヨーロッパで13種類、紅葉が有名なカナダでも同じく13種類です。紅葉する木の種類が多いということは、それだけ色の種類も多くなるということです。また日本の紅葉には、独特の風情があるといいます。日本で紅葉の名所と呼ばれている場所には、寺や神社が少なくありません。寺や神社と紅葉は風景としてとても相性が良く、それが海外の紅葉にはない魅力となっているようです。色のバリエーションの豊富さ、日本ならではの寺や神社との調和がクールなのです。

「継承されてきた伝統文化」
日本の「お祭り」は、気軽に日本の伝統文化に触れられる機会であることから、訪日外国人観光客に人気を博しているイベントの一つです。派手な装飾が施されたお神輿や山車、夜空を彩る花火などにも心を動かされます。

「田園風景がクールジャパン?」
さまざまな形の水田が階段状になっている棚田の景観は日本の原風景ともいえます。
田植えの準備が始まり、水を張った水田が鏡のように輝く様は素晴らしく美しく、夕陽が映りこむ時間帯を狙ってたくさんの方が訪れます。

・里山資本主義でインバウンド需要
里山資本主義とは
「里山資本主義」とは、お金だけに依存するのではなく、地域にある金銭換算できない資源に付加価値を与えて事業をおこなったり、自給自足を取り入れたり、地域コミュニティーを形成することによって持続可能な社会をつくろうという新しい資本主義のカタチである。
私の友人は山と仲良く暮らしてます!


田舎文化を体験するグリーンツーリズムを、外国人観光客にアピール
「グリーンツーリズム」は、農林水産省が1992年に提唱したもので、その定義は「農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」とされています。
<長野県飯田市>
南信州の自然や文化に関する本物志向の体験プログラムを約180種類も展開し、年間約5万人もの観光客を誘致するまでに成長しました。農家ホームステイから、りんご狩り、草木染め体験、英語で自然散策など、多岐に渡ったプログラムを楽しめます。